住宅を購入して数十年経つと、段々と色々なところが痛んできます。
よし、業者に直して貰おう!
と見積もりを取ってみたけれど、これって高いの?安いの?
判断出来ませんよね。私も分かりませんでした。
例えば複数社から見積もりを取るって言うのも一つの手ではあるんですが、手間がかかって面倒くさい・・・
そこで!
見積もりが高いのか安いのか判断する簡単な方法を紹介します。
人件費について
各都道府県で”公共工事設計労務単価”と呼ばれる、目安となる1人あたりの料金が発表されています。
労務単価には、この様な条件となっています。
1 公共工事設計労務単価は、公共工事の工事費の積算に用いるためのものである。
2 本単価は、所定労働時間内8時間当たりの単価である。
3 時間外、休日及び深夜の労働についての割増賃金、各職種の通常の作業条件または作業内容を超えた労働に対する手当等は含まれていない。
4 本単価は労働者に支払われる賃金に係わるものであり、現場管理費(法定福利費の事業主負担分、研修訓練等に要する費用等)及び一般管理費等の諸経費は含まれていない。(例えば、交通誘導警備員の単価については、警備会社に必要な諸経費は含まれていない。)
5 法定福利費の事業主負担分、研修訓練等に要する費用等は、積算上、現場管理費等に含まれている。
![「電気ドリルを構える現場作業員」の写真[モデル:OZPA]](https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/OZP_denkidoril1188_TP_V.jpg)
まぁ細かな詳細はどうであれ、下の図を見て下さい。
この単価はあくまで公共工事をする上で参考となる労務単価なので、複数人で計算したり、工事の期間が長かったりするものなので、個人で見積もりを取った際の労務単価はもう少し高く出てくると考えられます。
とは言え、例えばこの金額から倍になっているようなものは直ぐにぼったくりだと分かるし、この金額と比較し、ん-高いなぁと思えばもう1社見積もりを取ってみるという判断材料になります。
材料費について
材料費については見積もりの型番をそのままインターネットで検索掛けて下さい。
材料は特殊なものでない限り、ほぼ間違いなく検索に引っかかります。
検索をかけて出てきた金額と比較し、高い安いの判断をするのが一番早いと思います。
ここで注意して欲しいのは、インターネットで見つけた最安値を持ち出してきて、これより高いから安くしろ!はやめて欲しいな・・・と思います。
商品の選定、発注、検品、不良品があったら交換対応など手間がかかっているので、ある程度許容は必要です。
ただ、これも全然金額が異なっている場合は普通に金額交渉ですね。
見積詳細に型番など書いていない業者にはしっかりと見積もりを作って貰う様お願いしましょう!
諸経費について
雑に見積もりに入ってくる諸経費ですが、管理費とか運搬費とか色々含まれているなんて説明を受ける事もありますが、これはまぁ儲けの部分です。
人件費も適正で、材料費も適正であったとします。
それで諸経費が10%程度であれば、良心的な見積もりです。

まとめ
ぼったくられないためには基準となる指標を持っていることが何より大切です。
スーパーへ行って豆腐が1000円していたら、なんだ!?と思いますよね。
今回紹介したものは金額の参考にするための方法です。
価格は各会社によってまちまちです。
ぼったくりはいけませんが、仕事をしてもらう以上、適正な報酬を支払う事は当然です。
何でもかんでも安くしろ!では・・・ですよね。
基準がある上で、そこからの幅については見極めて欲しいなぁと思います。