屋根の勾配・・・
つまり屋根の傾きのことですが、気にして家つくりをしていますか?
・屋根の勾配による影響
・レオハウスの一般的な勾配
・我が家の勾配
屋根の勾配による影響
屋根の勾配を気にして家つくりをしていますか?
私は全く気にしていませんでした。設計の段階で高さ制限に引っかかるとの事で初めて注目したという感じでした。
インターネットで調べてみると、屋根の勾配は寸(すん)という単位が使われており、水平距離10寸に対して、高さが何寸あるかを表しています。
通常の家は3寸~7寸の範囲を採用することが多いようです。
屋根の勾配は、大体この様に決められています。
急勾配…6寸以上の勾配をもつ屋根
並勾配…3寸~5寸程度の勾配をもつ屋根
緩勾配…3寸以下の勾配をもつ屋根
急勾配屋根のメリットと緩勾配屋根のメリットをそれぞれ調べてみると、こんな感じの情報が多くありました。
急勾配屋根のメリットは、
・汚れが流れやすい。
・雨漏りリスクが少ない。
・雪が積もりにくい。
勾配がある分、屋根の上に滞積する可能性が低くなり、屋根の耐久性が上がります。
緩勾配屋根のメリットは、
・屋根面積が急勾配より狭くなり費用が抑えられる
・台風の影響を受けにくい
・作業がしやすく費用が抑えられる
勾配が緩やかだと作業のやりやすさ等の費用面でメリットが出ます。
雪国で緩勾配だと屋根の雪下ろしで大変そうですが、その他だったらあんまり気にしなくていいのかな?って印象を持ちました。
ただ屋根勾配は屋根材によって決まりがあるようで、金属屋根なら1/10勾配以上、スレート屋根なら3/10勾配以上、瓦屋根なら4/10勾配以上が必要の様です。
レオハウスの一般的な勾配
レオハウスの屋根勾配は標準で決まっており、3.5寸、4寸、4.5寸、5寸となっています。
屋根の傾きは特に指定しなかったのですが、当初は5寸となっていました。ちなみに我が家の屋根は瓦葺です。
特に指定しない場合、家の間取りなんかを考慮して設計士が決めてくれているようです。こだわりがある場合は事前にしっかりと伝えないといけませんね!
我が家の勾配
我が家の勾配は最終的には4寸となりました。
元々5寸で設計されていたようですが、高さ制限にひっかかり4寸に変更となりました。もともと屋根の勾配なんて気にしていなかったので、途中の変更もまったく気にしていませんでしたが、完成した家を見ると、ほとんど屋根が見えないのでちょっと残念です。
赤い屋根の家にしたため、もうちょっと屋根が見えてもよかったなぁと思っています。
ただ、勾配の最適は4寸である!という記事も見つけ、まぁこれはこれで良かったのかなぁとも思いますが・・・
4寸のメリットは、後々他の屋根材への変更も可能で、またメンテナンス費用も抑えることができる。つまり丁度いい勾配という事です。
まとめ
意外と?気にしない屋根勾配ですが、勾配によるメリット、デメリットを踏まえ自分の家にベストな勾配を選択して欲しいなぁと思います。
屋根を見せたかったら多少勾配があった方が良いでしょうし、こだわりがないなら汎用性のある4寸程度の勾配がベストかと思います。
何にせよ、知らなかったではなく、納得して選んだという過程が大切だと思いますので、一度屋根勾配も考えてみて下さい!